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化学生物環境学科

自然現象は大変複雑

photo 化学コース 生物科学コース 環境科学コース

 私たちの身のまわりの自然現象や物質社会では、物理・化学・生物・地学などの学問分野で研究されてきた様々なことがらが大変複雑にからみ合っています。20世紀は複雑な自然現象を細分化して多くの英知を集中することで、個々の学問分野では信じられない飛躍的進歩が成し遂げられました。しかし人類は今、大変複雑かつ多様で、予期できない地球規模の自然災害やエネルギー・食糧等の社会的問題に直面しています。これまでのやり方ではなく、新しい自然科学の方法でなければこのような問題には対処できないということが明らかになりつつあります。未来に向かって、私たち人類がこのような自然現象の謎を解き明かし、環境に負荷を与えない安心で永続的な物質社会を築くためには、 20世紀に確立された狭い分野の自然科学にとらわれることなく、広い分野から多面的に自然現象をとらえて学び研究することが大切です。特に、資源に乏しいわが国では、自然環境に調和した効率のよい循環型物質社会を築くことが不可欠と考えられており、このような観点から自然環境や生命、資源・エネルギー等の学際的分野を担える多様な人材が求められています。このような分野に女性人材が少なく、社会的に広く求められていることは言うまでもありません。



幅広い理系の基礎が大切

 皆さんは高等学校の理科で、物理、化学、生物、地学の中から2科目を選択して勉強した人が多いでしょうが、大学ではそれで十分かというと、そうではありません。高校で化学を勉強しておけば大学で化学を学ぶことができる、高校で生物を勉強してさえいれば大学の生物は安心、というわけでは決してありません。数学を含めて物理、化学、生物、地学はすべて複雑な自然科学を下支えする基礎科目なので、すべてを学んでおくことが本当は必要です。かといって高校での時間は限られており簡単ではありません。



化学・生物科学・環境科学を融合した『化学生物環境学科』

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 そこで私たち理学部では、これまで学科ごとに分かれていた化学、生物学、環境情報科学の教育体制を一つに融合して「化学生物環境学科」とし、物質や生命とそれらをとりまく地球環境を総合的にとらえた教育を基礎として多様な女性人材の育成を行うよう大きな改革を行いました。



幅広い理系基礎教育と多様な専門教育カリキュラム

 化学生物環境学科の中には化学コース生物科学コースおよび環境科学コースがあります。入学生は3つのコースのいずれかに属しますが、主として1年次では、すべてのコースの基礎となる数学、物理、化学、生物、環境、情報に関する基礎知識を確実にするための学科共通科目を履修します。また、これらコース間の垣根を低くして、主に2年進級時に自らの目標に応じて転コースができるようカリキュラムを工夫しました。2年生以上ではより専門的な授業科目や実験・実習科目を学びます。化学コースでは、有機・無機複合系物質や生体機能物質をはじめとして、広く物質一般の分子化学・分子集合系の物性から反応までの現代化学をターゲットにして、基礎から応用に至る講義・実験実習・研究課題等の実践を通じて、資源・エネルギーの有効利用や開発に資する論理的な思考力や問題解決能力、あるいはそのような科学技術の素養をもとに広く社会で活躍できる力を育てます。生物科学コースでは、ヒトを含めたさまざまな生物が織りなす生命現象を、分子から生態系までの多層的なレベルで捉える体系的な教育と研究を通じて、生物科学の専門知識、論理的思考力と応用力を持って社会で活躍できる学生を育てます。環境科学コースでは分子から地球、ならびに過去から現在に至るさまざまな時空間スケールにおける自然現象を、化学・生物科学・地球環境科学の観点から包括的に理解し、人類が直面するさまざまな環境問題の解決に貢献できる人材を育てます。3コースとも、様々な分野で未来に向けて自ら課題を発見し、その解決に取り組もうとする意欲ある女性人材を育てるのが目標です。特に、4年次には卒業研究や課題研究を通じ、まだ答えが見つかっていない様々な問題に取り組み、先端の研究の一部に加わることを通じて実践的な問題解決力を培います。

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多彩な進路

 卒業後は過半数の学生が大学院フフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィに進学し、修士の学位を取得後、社会に出ていきます。広い学問分野をカバーする学科なので、卒業後およびフフモッイハニア_オーオーイハニアケルヘ」、appマツヤリニスフィ修了後の進路は多彩ですが、その多くは理系・技術系として多方面の製造業を中心とする企業(化学、繊維、医薬品、食品、自動車、電機、電子、資源・エネルギー、システム設計、通信、IT関連、リモートセンシング、環境コンサルタント等)や報道・出版関連企業等が挙げられます。民間企業以外に公務員や公的研究機関の職員、中学高校の理科教員になる卒業生も多いです。また、博士後期課程に進学し、大学の教員や研究機関の研究員、あるいは民間企業の研究開発(RD)部門の研究者として活躍する卒業生もいます。


夢の実現を応援します

 就職支援やキャリア教育等は学科全体でサポートし、物質・生命・環境をキーワードに皆さんの夢の実現を応援します。